南原文化会は、次のような特徴をもっています。  2011年に一般財団法人になりました。

長い歴史と伝統があります。
1932ねんに軽井沢出身の早稲田大学教授、市村今朝蔵・きよじ夫妻が自分の所有地を分譲して学者村を作ることを考えたのが始まりです。友人と相談し昭和の初期に水道を引き、道路や宅地の割り振りなどを自分たちで決めました。中央の平らな土地を共有部分とし、運動場、クラブハウスなどを設け、後にはテニスコートも二面つくりました。

学者中心の別荘生活と子どもが楽しめる空間を考えました
当時は市村夫妻を中心に、我妻栄、蝋山政道、松本重治、松田智雄、吾妻光俊、井上秀、黒川武雄(虎谷社長)、野村胡堂、前田多門などが別荘を建てました。研究や執筆に集中するために、午前中はクラブハウスに子どもを集め、小学校の先生を依頼し宿題を見てもらいました。恵まれた自然環境の中で仲間の誰もが心地よく過ごせる場所、これが「友達の村」の始まりです。

戦中戦後は一時中断しましたが、この伝統と特徴は現在まで約90年にわたって引き継がれています。
午前中のクラブでの子どもの勉強の他に今では幼稚園もあり、子どもたちが楽しく過ごすことができます。 その他に運動会、花火大会、お餅つき、飯盒炊さん、キャンプなどとさまざまな行事が行われています。大人のためには、講演会、ゴルフコンペ、テニス講習会、カルチャースクールなどもあります。

1955年に南原文化会は公益財団法人となりました
「この法人は軽井沢町字南原において児童・青少年の健全な育成を図り、当該地域の自然保護と文化保全を行い、かつ、これらの調査研究を行って居住者相互の生活環境の維持に寄与し、併せて軽井沢町民との協力を図り、地方文化の振興助成に資し、もって社会文化の向上発展に寄与すること。」を目的とする公益財団法人となりました。

2005年に『南原文化会宣言』を策定しました
軽井沢長倉南原の伝統と自然・環境を守るため、南原地区の維持会員で「南原文化会宣言」 を策定しました。
すなわち   
・「友達の村を作ろう」という1932年における南原開村の精神を大切にします  
・ 軽井沢の豊かな自然環境を守ります  
・南原地区の多くを占める財団法人所有の道路は、みんなのものとして大切にします

2011年に一般財団法人となりました
現在は長野県下の一般財団法人であり、この法人の下で長年続けてきた夏の催しを行っています。

ボランティア活動で事業継続しています
一般財団法人 軽井沢南原文化会は、その財産維持や行事の費用を維持会員の会費によって賄い、役員はじめ会員全員がボランティア活動で事業を継続しています。